明日は明日の風が吹く

某塾で個別指導講師やってます。日記とか考えたこととかを記事にしています。

本末転倒 <塾のお仕事日記>

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こんにちは、M(エム)です。昨日はお仕事1件だけでして、以前当日欠席した遅刻常習の生徒ですね。そのためだけに行くのになかなかテンションも上がらなくて、何とか機嫌を直して対応しなければならないと自分に言い聞かせて職場に向かいました。以下、その顛末を書きます。

 

時間通りに来た

 

なんと今回は遅刻することなく時間通りに来ました。何をして時間をつぶそうかと考えていたところだったので、意表をつかれてしまいました。ところが着席したとたん雑談をし始めて終わる気配がありません。あっという間に15分が過ぎ、ようやく授業に入ることが出来ました。今回は、雑談を通して知りえた状況から、「受験生の行動NG集」という内容にさせていただきます。

 

NGその1:受験生なのにバイト

 

本人の話によると、いくつもバイトをかけもちしているそうです。さらにもう一つ別の仕事を近々加える予定とのことで、バイトだらけでスケジュールがパンパン。一応浪人生ですよ。フリーターではありません。

 

理由はあって、大学のオープンキャンパスを2,3回るために遠方に行くそうなんですが、数日間の滞在費、交通費、食費などで数万かかるらしく、それを自分で稼ぐということです。それは偉い、偉いんですが、まるっきり勉強できないでしょ、それ・・・。どういうわけかその費用を親に出してもらうことはできないらしいです。

 

NGその2:バイトのせいで体調不良

 

今のバイトは夕方から遅い時間までの労働らしく、帰って就寝するのが深夜になるそうです。遠方まで出かける仕事もあり、今度追加するものも遅い時間帯までの仕事になるとのこと。寝不足続きで体の調子が非常に悪いと言っておりました。ただでさえ暑くて体調を崩しやすい時期に、そのような状況にあっては勉強したってあまり頭に入らないと思われます。

 

受験において、体調管理は絶対に外せない条件です。特に脳はコンディションによってパフォーマンスが全然違いますから、睡眠はしっかり取り、バランスのよい食事や軽い運動で頭が快適に働く状態をキープするよう努めなければなりません。

 

NGその3:見込みのない科目に時間をかける

 

自分が受け持っている科目ですし、口が裂けても言えませんがこの科目に時間とお金をかけてもどうにもならないですよ、と内心では思っています。そもそも時間通りに来たのが今回が初めてでこれまでは遅刻や欠席ばかりだったんですが、

 

  • 圧倒的に時間が足りない・・・授業でフルに集中するだけでなく、家に帰って山のように練習積まないと身につかないんです。今は家でろくに時間かけてないはずですからすぐ忘れていきます。
  • やっている内容が教科書レベル・・・その教科書レベルを受験までに終わらせられるかどうかわからないペースです。試験で合格点を取れる状態になるのにどれくらいかかるのか全く先が見えません。
  • 切れば他の科目に時間を回せる・・・この科目は本当にもうどうにもならないので、その時間を他の科目に振り当てた方が確実に効率はいいです。もちろん受けられる大学は変わってきますが、そうしなければ足引っ張って沈没するのは目に見えています。

 

選択と集中

 

本人や親の中では、「ここだったら通る」という大学のあてがいくつかあるのでしょうかね。普通、浪人してそれだけバイト入れたら絶対成績は落ちますし、いわゆる全入の大学以外見込みはないと思うんですが・・・。

 

仮面浪人(大学に通いながら別の大学を受験しようともくろむこと)もそうですが、大勝負の際に二面作戦は失敗することが多いです。他の誰もが一点集中で来る中、自分だけ兵力を半分にして戦うことで勝利を得ようとするのは普通では考えられません。

 

最善の案としては、まず大学受かるまではバイトはしないこと。絶対的な勉強時間不足で勝てるはずがありません。次に、科目数を絞り込んで受かりそうな大学をピックアップすることです。

 

一般的には、挑戦校(自分の力では受かるかどうか怪しい学校、チャレンジ校ともいう)、実力相応校(五分五分ぐらいの確率で受かりそうな学校)、安全校(模試で毎回A判定出ているような、よほどの失敗をしなければ受かると思われる学校)の3つに区分けして受験することが多いとされています。

 

おわりに

 

いかがだったでしょうか。これまで、やたら遅刻はするし授業中も気が乗っていないのでどういう理由だろうと思っていたのですが、バイトを詰め込んでいたということを聞き納得できました。

 

自分で稼いだお金でやりたいことをする、そうした姿勢は若いのに立派だと思います。ただ今現在一番大事な目的を見失っていないだろうかと別の心配は出てきました。今回はバイトの話を長々としたからか生徒は終了してから機嫌もよく、8月の来られない予定などをあらかじめ変更して帰っていきました。

 

「しんどいです」というので、「あまりバイト頑張りすぎないでたまには休みを取らないと」と言っておきました。人それぞれ考え方や感覚が違うことだらけであることを実感しながらも、私のストレスは軽減されたのでした。ここまで読んでいただきありがとうございました。