明日は明日の風が吹く

某塾で個別指導講師やってます。日記とか考えたこととかを記事にしています。

松下幸之助も師事!中村天風をざっくり紹介します!

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こんにちは、M(エム)です。皆さんは中村天風という人をご存知でしょうか?かなり昔の人なんですが、今でもビジネス書のコーナーなどで大人気の思想家です。東郷平八郎、原敬、ロックフェラー3世、松下幸之助などそうそうたる各界の著名人が教えを受けた人で、私も一時はまっており何冊も本を買ったことがあります。波乱万丈の人生を送った人で、かいつまんで紹介してみても面白いかなと思いますのでよかったらお付き合いください。

 

 

 

学生時代

 

本名を中村三郎と言います。元は東京生まれですが、両親が育てる際に手を焼いたのか、九州の親戚の家に預けられます。剣術、柔術、英語などで頭角を現し、きわめて負けず嫌いの俊敏な少年だったようです。柔道の試合で負けたことを根に持った他校の生徒に大勢でボコられますが、一人一人の家を回ってお礼参りをします。その相手の一人が刃物を持ち出して来たため、もみ合ううちに相手を死なせてしまいました。正当防衛は認められたものの、学校は退学になってしまいました。この頃から波乱の人生が始まっています。

 

 

 

日露戦争

 

その人並み外れた度胸と武術の腕を買われて、日露戦争の際にはスパイとして裏で暗躍します。「人斬り天風」と呼ばれ、実際にかなりの人数を殺したらしいですね。狼たちに追われて木にのぼりそこで何日も過ごしたとか(部下は気が変になって木から飛び降りて狼に食われてしまった)、敵に捕まって銃殺刑になる寸前に部下が爆弾を投げて救いに来たため助かったとかいうとんでもエピソードの持ち主でもあります。何度か死にかけても一切死ぬことが怖くなかったという頭のネジがどこかに飛んでしまっているように思える人でした。

 

 

結核からヨガの秘境へ

 

戦後、突如血を吐いたため驚き診察を受けると奔馬性結核という不治の病にかかっていることが分かります。治療法を求めて世界中を旅するのですが誰も治すことが出来ず、諦めて失意の中日本に帰る途中で、ヨガの大聖者と偶然出会います。病のことを見抜かれ、治してやると言われて疑いもせずそのまま弟子入りしてヒマラヤの秘境についてゆきます。その後、師匠にさんざんダメ出しされながらも修業を重ねてヨガを極め、病もいつしか癒えていました。

 

 

帰国後説法の道へ

 

日本に帰国した後、銀行頭取や会社の重役を務めるも(この辺も常人ではないですね)、突然思い立ち全てをなげうって辻説法を始めます。人を惹きつけるカリスマ性がありますので、みるみるうちに有名になりあちこちから講演依頼がきて、政界・財界の大物も彼に弟子入り志願したという話です。「財団法人天風会」という大きな組織を作っていました。92歳と長生きし、年を取ってもかくしゃくとしていたそうです。

 

教えの内容

 

一言でいうと「ポジティブ思考」。その元祖なんですが、積極的な心を作るために日常の言葉とか態度を非常に重視します。鏡に向かって「お前は信念が強くなる!」と毎日言え、とかね。元々この方自身が非常に心身鍛え抜かれた武道の達人、抜群の強さをもった人であり、主張する内容が一切のネガティブ要素を許さないものでありますから、経営者とかアスリートとかいった勝利、強さ、積極性を求める人、とにかく成功したい人には非常に好まれます。逆に言えば優しさを求めている人とか、慰めてほしい、話を聞いてほしいみたいな弱っている人にはちょっと合わないかもしれません。

 

おわりに

 

いかがだったでしょうか。時代を席巻したカリスマであり、今も伝説のようにその教えやエピソードが語り継がれていますから、本を読んでみても極めて力強い言葉が並んでいます。語り口も面白くてわかりやすく人が集まったのもうなづけます。ただ、私の場合この方とキャラとか心身の強度が違い過ぎたので、病気している最中は本に書かれていることの正当性は認めつつもどうしてもついていけない部分もありました。少し距離をおいてドラマや映画のような冒険譚として読んでみてもよかったかなあと今では思っています。ここまで読んでいただきありがとうございました。