明日は明日の風が吹く

某塾で個別指導講師やってます。日記とか考えたこととかを記事にしています。

もしも子供が「高校辞めたい」と言ったら

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こんにちは、M(エム)です。皆さんはお子さんはおられるでしょうか。私には子供はおりませんが、いじめ・不登校・病気などさまざまな理由で学校に通えない子供が増えています。自殺なんかするぐらいなら学校辞めてしまった方がまだいいと、大人の感覚では思いますね。ちなみに、調べたところ小中学校では出席日数が足りなくて留年とか卒業できないということはないとのことでした。高校は義務教育ではないのでそうはいきません。全日制高校に進学したと仮定して、本人が辞めたいという気持ちになった場合について書いてみました。

 

 

 

まずは辞めないことが大前提

 

やはり高校を辞めるというのは率直に言えば大きな不利益をこうむる可能性大です。なのでいったんは「辞めずにすむ方法」を模索するのがよいと思います。出席日数ギリギリまで休むことも視野に入れ、学校の教師とも相談してみましょう。耐えきれないほどの状況ではなく、「学校がつまらない」とか「授業のレベルが低い」とかいう理由で辞めたいと言い出す場合もあるのですが、辛抱させるべきかどうかの見極めはしっかりおこなわねばなりません。「いじめがひどい」「起立性調節障害で朝起きられない」など深刻な状況に陥っている場合は本人の様子を見て対話を重ねた後、辞めるという決断をする可能性はあります。以下、辞めた後どのような選択肢があるかについてです。

 

 

通信制高校

 

 

まずは通信制高校です。これは自宅で学習することを基本とするもので、通学する日数が非常に少なくてすみます。時間的余裕、対人関係の煩わしさがないことから、いじめによる精神的苦痛や病気などからの回復を図りつつ高校卒業資格を得ることが出来ます。デメリットとしては、費用がかかる、授業内容が易しい、友人が作りにくい、などがあります。また学校の雰囲気などもかなりピンきりのようですので、ネット検索をして実際に通っている生徒や親の声をある程度確認しておきましょう。

 

 

www.tsuushinsei.net

 

 

定時制高校

 

 

定時制高校とは本来、働いている人のために学びの場を提供するという趣旨の高校として作られたそうです。そのため、多くの定時制は授業が夜間にあります。通信制と違って先生の指導を直接受けるスタイルであり、生徒は就労していたり他の高校を辞めてから移ってきたりと多様です。給食があるところの割合が多いようですね。入学試験あり、中間期末テストあり、部活や学校行事ありとシステムとしては全日制高校に寄せているようです。ただし中途退学者もある程度いるらしく、卒業するには頑張りも必要なのかもしれません。

 

 

zba.jp

 

 

高卒認定試験

 

 

かつては「大検」と呼ばれていたものです。ただ試験に合格するだけで取ることのできる資格なのですが、誤解しやすいので注意!この試験に合格しても「高卒資格」は取れません。つまり、この資格を取っただけでは履歴書の最終学歴は「中学卒業」です。なのでこれを取得した後、大学なり専門学校なり次のステップに進むことを強くおすすめします。現代日本では中学卒業だけだと就職の選択肢は非常に狭くなります。応募の時点で「高卒以上」と明記していることが多いからです。試験の難易度は高くないと言われているので、比較的短期間で合格可能。このための通信教育や塾のコースもあります。

 

www.eulerarchive.com

 

 

他の全日制高校への転入・編入

 

 

この選択肢の可能性もないわけではありません。しかし、双方の学校の承認が必要とか、試験があるとか相当に手続きはややこしくなります。新しい集団に一人で入っていくわけですから馴染めるかどうかという心配もあります。個人的にはあまりおすすめしません。

 

www.hchs.ed.jp

 

 

おわりに

 

 

いかがだったでしょうか?大昔、私が中学高校行ってた頃は不登校という問題は相当珍しい部類だったんですが、時代が変わってどこの家庭にも起こりうる話になりました。高校を辞めるというのは大変な苦渋の選択ですが、命には代えられないので危ないと思ったら決断をすることが大事だと思います。現在働いている塾にも高校を中退した生徒が何人も通っており、そのような選択肢が珍しくないことを実感しています。取り返しがきく年齢なのに死んでしまったり、心身を壊してしまってはそれこそ後悔してもしきれないことになりますから。ここまで読んでいただきありがとうございます。