明日は明日の風が吹く

某塾で個別指導講師やってます。日記とか考えたこととかを記事にしています。

塾講師おすすめ!塾・予備校の夏期講習の取り方

f:id:MT6538:20180628202003j:plain

こんにちは、M(エム)です。皆さんの中には、お子さんが塾に通っている方はおられるでしょうか。この時期の夏期講習の案内などを目にして、どのような講座をどれくらい受けようかと思案されることと思います。そこで僭越ながら、夏を無駄にしない夏期講習の取り方について私見を述べさせていただきます。ただし、高校生以上の場合です。小中学生の場合は状況が変わりますのでここでは述べません。

 

 

 

絶対に講座を詰め込み過ぎてはいけない

 

これがもっとも陥りやすい失敗です。パンフレットを読めばもう、この講座を取れば非常に学力がアップするんじゃないかと思えるような文言が並んでおります。しかし実際には授業に出る(あるいは、映像授業を視聴する)だけで出来るようにはならないんですね。これはインプット学習と呼ばれ、疑問を解消したり理解を深めたりするのには役立ちますが、それを自分のものとして定着するには別のプロセス、すなわちアウトプット学習が必須になってきます。しかし講座を取りすぎるとアウトプットの時間が確保できず見事失敗の夏となってしまいます。 

 

 

予習が不可欠

 

 

高校以上の学習内容では、予習をしていかないで授業を受けてもちんぷんかんぷんなことが多いです。予習をしていることを前提として授業が進んでいきますから、もしやっていかないで授業に臨むとその時間はただノートを写しただけで何も頭に残っておらず、無駄になってしまったということが言えます。これでは残念ながらお金を捨ててしまったも同様ですね。気をつけましょう。予習の仕方としては、教材は演習形式になっていることが多いので、まずは自力で問題文を読み解いてみることです。その中で生じた疑問点をメモしておき、授業に出た際には講師の解き方、解説とよく照らし合わせてみます。それでも納得がいかない場合は直接講師あるいはチューターをを訪ねて質問に行きましょう。

 

 

人気講師の生授業はすぐ締め切られる

 

 

有名カリスマ講師の生授業はすぐに定員いっぱいになりますから受講したければかなり早い時期に申し込む必要があります。やはり人気であるにはそれだけの理由がありますから、授業を受ける価値はあります。その話のうまさ、熱意などを直接感じ取ることができモチベーションが上がるでしょう。しかし倍率は高くなかなか受講することが難しいのです。

 

 

復習の時間は取れるか

 

 

さて、予習をして授業をしっかり聞いたまではいいですが、それで終わってしまってはもったいない。時間を多少空けてでも、ぜひとも復習の機会を設けるべきです。予習→授業→復習、これでワンセット、そして最も効率を高める夏期講習の利用法になります。

 

授業受けたら復習、これ基本。しかしいったいどれぐらいの受験生がやっているかかなり疑問ですね。予習をやって授業に臨むのも全員ではないでしょうが、復習もしている人の割合はさらに低いと思います。最初の項目に掲げた「講座を取りすぎるな」という意味は時間的に復習が無理になるような取り方をするなという意味もあります。

 

復習の仕方は、ある程度の時間をおいてもう一度自分で解いてみることです。自分の間違う癖はなかなか修正されないので、そのような問題には印をつけておき間違わなくなるまで何度もやり直します。最終的にすべての問題がすらすらと解けるようになるまでには相当の練習を必要とします。

 

 

もちろん費用を考慮して

 

 

塾産業は商売です。なので講座を取ってくれればくれるほどうれしい。良いお客さんです。「講座を減らして自分で勉強する時間を取っておいた方がいいですよ」とは絶対に言いません。なので塾の担当者が言うことを全部うのみにすると失敗します。お金をかければかけるほど効果があるというのなら仕方ありませんが、実はそうではないのです。だったら費用はほどほどにして自力でなんとかすることも考えた方がよろしい。親御さんの懐具合に配慮することは当然大事です。

 

 

結論:どうしても受けたい授業だけに絞る

 

 

申し上げたように予習→授業→復習でワンセットであり、学校の夏休みの宿題にあてる時間も考慮すると思っている以上に少ない講座数が効率がいいということになるでしょう。つまり、どうしても受けたいと思う授業だけに絞り、あとは塾に付属している自習室をフルに活用して勉強するということです(もちろん自習室がついていないところもある)。市販の教材を自分でみっちりやる方がはるかに身につくという場合もあるということを覚えておきましょう。授業山のように受けて全然成績上がらなかったというケースも多々ありますがそれにはそれなりの理由があります。

 

おわりに

 

いかがだったでしょうか?職業柄、忖度して夏は塾に行って夏期講習ツメツメにして頑張りましょう!とか言ってもよかったんですが本音としてはそうではありません。結局のところ受験で成功を収めることが第一なわけですから、塾は単なるツールとして考えるべきで、相手の言うままに講座取りまくって失敗しないでいただきたいなと思っております。買い物であればお金を損するだけですが、大事な時間を失って入試でこけてしまっては何にもならないという話です。ではまた!