明日は明日の風が吹く

某塾で個別指導講師やってます。日記とか考えたこととかを記事にしています。

これまでの経緯8

結局2~3ヶ月ぐらいで会社を辞めてしまったY。かなり意気消沈していましたが家族は単に仕事が合わなかっただけと考えていたので、落ち着いた頃を見計らい就職先を探すように勧めます。もうネットがそこそこ一般的になっていた頃だったか、PCでいろいろ探し転職先を何とか決めて採用され、働き始めたのでした。

 

 

しかし…。前回の再現。デジャブです。帰ってきては泣く。仕事が覚えられない。周りが言うことと違うことをしてしまう、と。周囲もあまりの出来なさにだんだんバカにしてくるとのこと。当たり前ですが。その後もまったく状況が良くなるように思えず毎晩泣きどんどん弱っていくので、結局1ヶ月ももたずその会社を辞めることになりました。

 

 

家の中にニート2人。どうしてこうなった?

 

 

このときの親のショックは察するにあまりある状況です。1人は身体が弱く大学を卒業したもののアレルギー症状激化で当面働ける気配なし。もう1人は普通に世の中に適応できると思っていたのが最初っから仕事についていけないとは…。

 

 

それからしばらくたって、Yは「自分は障がい者である」と主張し始めます。「何を言っておるのだこの子は?」とキョトンとする家族。その頃は、「発達障害」などという言葉も知られておらず、今のようにたくさん本が出たりネットで取り上げられることもありませんでした。

 

 

何かよく分からないけれども、本当にそういう障害があるのかどうか、Yがそれに当てはまるのかどうか真剣に調べることになりました。わずかながら書籍もあり、専門に研究している学者さんもいるとかで、家庭内で毎日論議がなされました。Yは「自閉症スペクトラム」だの「非言語LD」だの聞き慣れない専門用語でいろいろ説明するのですが、なかなか理解が進みません。家族は、就職するまでは何にも異常が感じられなかったのに急に言われても、と半信半疑でしたが、本人は本やネットで調べれば調べるほど自分には障がいがあるという信念を深め、それとともに徐々に精神を病んでいきました。