人生詰み状態から悪あがきするブログ

中年ニートから個別塾バイト講師になるも既にいっぱいいっぱい。

これまでの経緯13

 注:この「回想編」は非常に暗い話が続きます。不快に感じる方もおられると思いますので苦手な方は読まないようにしてください。

 

統合失調症の症状が現れ、頭の中に「声」が聞こえるようになり、それを信じるようになっていたYに、家族ははらはらしていました。他人に危害を加えないか。家に火をつけたりしないか。大声を上げて近所を走り回ったりしないか。「声」のせいであり得ないことを口走ったり意味不明な行動をしたりするのですが、ちゃんと話を聞いて相手をしてやらないと精神不安定になるので、困惑しながらもただ状況を受け入れ見守るのみ。心療内科の薬も効果はなくお手上げ状態でした。

 

そうしているうちに、だんだん体も弱り、昼でも居間や自室で横になり目をつぶっていることが多くなります。恐ろしい悪夢を見たり、常に全身をガラスが突き刺すような激痛が襲ったりするのだと本人は言うのですが、周囲にはどうしてやることもできません。Yはもはや母を責める気力も失っていました。しかし、マザーテレサやイエスキリストの本に入れ込むなど元来純粋なところのあるYは、さすがにこれまで母に当たり散らしたことを反省したとみえて、少し体調が良いときにはトイレ掃除などを黙々とやるようになってはいました。ただ、気持ちを切り替えるには遅すぎたようです。

 

ある日、ほんの一瞬注意がそれたのだと思います。私は自室におり、母も疲れから横になってうとうとしていた昼下がり。Yの姿が見えません。郵便受けには、Yの写真1枚と、書き置きが入っていました。それが現在どこにあるのか分かりませんが、自死をほのめかす内容でした。

 

Yは以前にも大台ケ原というところに死のうとして行ったことがあり、そのときは夜遅く警察に保護されました。今度はどこに行ったのか・・・。近所を車で走って回ったり、心当たりを考えたりしてみましたが、もはや交友関係などはまったくないはずでした。「海かもしれない」と母が言いました。もっとも長くYと対話してきた母は、Yが死ぬとしたら海の可能性があると思ったようです。フェリーの会社に電話をし、Yの風体を伝えて見かけたら連絡してほしいと言ったと思います。

 

Yがいなくなった翌日、その手荷物が船内で見つかったとフェリー会社から連絡がありました。免許証か何か入っていたようです。Yは、睡眠薬を飲んで夜のうちに船から身を投げたのでした。

 

珍しいことなのだそうですが、Yの遺体は魚に食べられるなどの損傷はほとんどなくかなり早く漁師?か誰かに発見されます。香川県で司法解剖され、両親が引き取りに行きました。水面に落下したショックで、背骨が折れていたらしいです。そんな折でも体調の悪い私は自宅待機。ああ、結末はこうなるしかないのか・・・とどこかで覚悟はしていましたが、現実になるとやはり実感はありませんでした。

 

  

162日目継続中です ↓ せっかくなのでちょいちょい中身を引用します。

『気功の本質は、「調和」にあります。体と心の調和、他人との調和、自然界との調和、すべてと調和することで、「一」なる世界に戻っていくのです。結果として心身のバランスが整い、病気が治ったり、超人的な力が目覚めたりもしますが、気功は目的ではなく、すべてのものと調和するための一つの手段にすぎません。』(病気が治る気功入門、p7)